エフエイ研のサイエンスキャンプはこれまで「空気の研究」「光の研究」「電気の研究」「磁石の研究」「音の研究」「水の研究」「ロボット」などいろいろなテーマで行ってきました。今年は第15回目で「ミクロの世界」です。
   私が科学に興味を持った切っ掛けは、5歳のころに父からもらった小さなルーペ(虫めがね)でした。いろいろなものをそのルーペで覗いてみると、普段見慣れている花や虫たちがこんな姿だったのかとびっくりしたのです。
   また5件隣で医院を開いていた伯父にねだって度々顕微鏡を覗かせてもらいました。池の水や花びんの水の中に不思議な形をした生き物がうようよと動いていることに感動したものです。運が良かったのは学者であった父が持っていた高解像度のルーペをもらったことと、医師が使う顕微鏡をいつも覗いていたことでした。
   このような経験で私が得た一番大きな宝ものは、「よく見る」という技術です。「よく見る」ということは科学のための基本的な技術です。
   そこで今年のサイエンスキャンプは、私の子供時代に経験したミクロの世界に子供たちを招待しようと考えています。
   おもちゃのような顕微鏡ではなく、大学の研究室に置いてあるような顕微鏡を用意してあります。
   また、小さい虫を捕えるための道具の作り方や虫の捕らえ方も教えます。
 

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